商品詳細
種別 |
ワイン(果実酒) |
タイプ |
白(フロール発酵) ドライ フルボディー |
生産者 |
Famiglia Orro(ファミリア・オロ) |
生産地 |
イタリア サルデーニャ トラマッツァ村 |
GI(地理的表示) |
Vernaccia di Oristano DOC (ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノ DOC) |
生産年(ヴィンテージ) |
2013 |
品種 |
Vernaccia di Oristano (ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノ) |
アルコール度数 |
18.0% |
容量 |
500ml |
適温 |
16-18度 |
受賞歴 |
Vitae イタリアソムリエ協会公式ワインガイド2021 最高賞
イタリアSlow Food協会 Slow Wine 2021 Top Wine Vino Slow 受賞 |
【新入荷!】2013ヴィンテージ
人気のヴェルナッチャワイン、2013ヴィンテージは9年樽熟成!
ファミリア・オロ ヴェルナッチャ ディ オリスターノ DOC 2013の紹介
■サルデーニャの伝統と歴史を語るヴェルナッチャ・ディ・オリスターノ
イタリア・サルデーニャ島に紀元前から存在し、3000年もの歴史のある土着品種グレープ、ヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノ。 このブドウから作られた白ワインを、古い栗樽の中に少しだけ隙間を空けてフロール(産膜酵母)を使って熟成して作られる、オリスターノ地方独特の伝統と歴史のあるワインはブドウと同じ名前、ヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノとして知られています。 また、島ではヴェルナッチャの愛称で親しまれています。
ファミリア・オロのヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノ DOC は、特に優れたブドウが収穫された年にだけ作られます。 この2011年ヴィンテージは、古い栗樽の中でフロールと一緒に9年間熟成させたもので、表面にできたフロールでという膜で覆われたワインが穏やかに酸化させながらゆっくりと熟成し、アルコール度数の高い、豊かで深みのある力強い仕上がり、素晴らしい味わいのヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノが出来上がりました。
焼き菓子やアーモンド、イースト、パンなどの豊かなアロマ、キャンディオレンジやドライフルーツの味わい、ドライな風味が特徴の大変味わい深いこのワインは、同じ地域、カブラスで生産されるサルデーニャのからすみ、ボッタルガとは最高の組み合わせですが、香りと味わいを感じながらワインそのものを楽しむのもお勧めです。
生産者のダヴィデ・オロにお勧めのペアリングを尋ねると、「このヴェルナッッチャトの最上のペアリングは、暖炉の火を眺めながら、上質な皮のソファーに座わることだ。」と答えがとても印象的でした!
■AISイタリアソムリエ協会Vitae 2021で最高賞の実力
ブドウ栽培から醸造まで、時間と手間、高い技術が必要な、世界的にも珍しい醸造法でつくられるヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノワイン。 その中でも、このヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノDOC 2011は、ファミリア・オロのブドウ園で、自然農法で栽培された最高のグレープを使用し、ワイナリーで独自に培養された酵母を使い、ごく少量だけ生産されるファミリア・オロの自信作、 クラフトワインの最高峰です。
このヴィンテージはAISイタリアソムリエ協会が発行する「ワインガイド Vitae 2021」にも選ばれ、最高賞の 4 Viti (クワトロ・ヴィーティ) を獲得しています。
■世界のワイン学の宝ヴェルナッチャ・ディ・オリスターノ
サルデーニャ島は地中海で二番目に大きな島、面積は四国がサルデーニャの3/4の大きさです。 地中海気候の天候に恵まれたこの島で、ヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノのグレープはオリスターノ市の近くの小さな地域ティルソ川の下流の窪地を原産として栽培され、規定の条件を満たした時のみヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノという名前でワインを生産することができます。
ヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノは1971年にサルデーニャ島で一番最初にDOCを受け、オリスターノ市郊外、カブラスある遺跡からはこのワインの原料となる、ヴェルナッチャ ディ オリスターノのブドウの種の化石が発見され、紀元前からこの地域でヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノのブドウ栽培が行われていたことが証明されるなど、サルデーニャの伝統と歴史を物語るワインです。
ヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノの特性の一つはフロール酵母(産膜酵母)を使ったこの地域特有の珍しいワイン醸造技術を使った製法で、フロール酵母の働きで、 高い複雑な香り、独特で芳醇なアロマを生み出し、その稀有な存在として世界のワイン学の宝とも呼ばれています。
作り方や味わいが似ていることからシェリー酒とも良く比較されますが、使用するブドウが違うことや酒精強化をしないなど、シェリー酒とはいくつかの違いがあります。
サルデーニャ島では昔は日常的に飲まれていたヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノワインですが、時の流れの中で一時期、需要が減ってしまい、その結果、今では生産者も生産量もすっかり少なくなってしまいました。 現在はオリスターノ界隈でヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノのブドウ畑は300ヘクタールほど 、7社のヴェルナッチャ生産者だけが現存しています。 ファミリア・オロは、その数少ない生産者の一人で、この消えゆく伝統あるブドウ品種と、サルデーニャに伝わる貴重な醸造技術を次の世代にも残せるようにと、7社の生産者のリーダー的存在として、ヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノの保存と啓蒙にも力を注いでいます。
■サステナブルなワイナリー とエコミュージアムの運営
ファミリア・オロでは、オーナーでもあり醸造家でもある ダヴィデが中心となり、ヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノの保護と向上、自然農法でサステナブルなブドウ作りとワイン醸造、オリーブの栽培などに真剣に取り組んでいます。 エントラインファミリア(家族になろう)という、ワイナリーの家族の一員のようにヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノに関連する行事などに参加できるユニークな会員制の活動もその一つ。ブドウ栽培やワイン製造を通してサルデーニャ島や地域の文化継承とヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノの重要性や保存を呼びかけ、サステナブルな環境保護 などに取り組んでいます。
ファミリア・オロではサステナブルでナチュラルなブドウ栽培とワイン造りで、その環境と環境への配慮、製品のすばらしさの全てが認められ、イタリアスローフード協会のスローワイン部門でトップワインとして認められています。
2018年にはファミリア・オロのワイナリーのあるトラマッツァ村に、近隣のヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノ生産者と共同で、ヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノエコミュージアムを設立しました。 歴史ある建物を利用した博物館の中には、ヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノはもちろん、サルデーニャの歴史や文化に関する展示や貴重な古い文献などが保存され、見学することができるようになっています。 ヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノ生産者によるイベントなども開催されるなど、 ヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノのさらなるプロモーションと今後の活動が期待できそうです。
樽ラボでも、このエコミュージアムの会員となっているので、日本でも現地からの生のヴェルナッチャ ・ディ・オリスターノの情報をお伝えできればと思っています!
■このワインと合う料理
熟成したペコリーノチーズと合わせて、また食後にアーモンドを使った焼き菓子などとと合わせて。ワインだけで芳醇な香りと味わいをゆっくりと楽しむのもオススメです。
■こんなシーンにおすすめ
希少なこのワインは家飲みの贅沢な時間や、特別なディナーなどの後に食後酒として、また1日の終わりのリラックスタイムにもぴったりです。大変珍しい希少なワインなのでお祝いを始め大切な方へのギフト、バースデープレゼント、記念日などの特別な贈り物にも。
■ラッピング
のし、ギフトボックス、メッセージカード、ギフトラッピングなどもご用意しておりますので、お気軽にお尋ねください。お中元、お歳暮、内祝いなどのギフトにも対応可能です。
PRODUCERワイナリー紹介
サルデーニャ島のオリスターノ市から近いトラマッツァという小さな村で、サルデーニャの伝統的土着ブドウ品種を使って作る歴史あるヴェルナッチャ・ディ・オリスターノワインに情熱をかける生産者ダヴィデ・オロ。彼が家族と営むワイナリー、ファミリア・オロの約20ヘクターの自家農園では、農薬や薬品などを一切使わず、サステナブルファーミングで丁寧にブドウやオリーブ、野菜などを栽培しています。
近年ではサルデーニャ島内だけではなくイタリア本土でもその実力が認められ、イタリアスローフード協会のスローワインに認定されるなど、数々のワイン品評会などでも高い評価を受けている注目の作り手です。
徹底した自然農法で環境にも配慮した、ナチュラルで最高品質のブドウを生かした味わい深いワインの生産だけではなく、最高に美味しいオリーブや野菜を使ったサルデーニャの伝統食品なども製造しています。