L'erm(エルム)は二つの国のルーツを持つ生産者ジョティの第二の故郷、ピエモンテ・ボルゴマジーノへの愛と大学で育んだワインへの強い情熱から生まれました。
ジョティの両親や祖父母は深い愛情とともにインドで生まれイタリアで育った彼女のルーツの形成に重要な役割を担ってきました。その愛を受け継ぐように、2018年に小さなワイナリー「L'erm エルム」がトリノ、カナヴェーゼワイン地区の小さな村ボルゴマジーノに誕生しました。
「L'erm」は土地の方言で「廃墟」を意味し、ワイナリーが位置する7.5エーカーのブドウ畑の真ん中に1958年に建てられた廃屋から名づけられました。
古くからワイン醸造が盛んだったこの土地はエルバルーチェ・ディ・カルーゾ DOCG とカナヴェーゼ DOCの生産地区に位置し、この地域を代表する卓越した二つのブドブ品種、エルバルーチェとネッビオーロが自然豊かなL'erm(エルム)の畑を覆い尽くしています。
大学で食品化学を研究し、ソムリエとしてピエモンテで活躍するジョティのL'erm(エルム)の畑で収穫されたブドウから作られたエルバルーチェワインはまるで光のような透明感と美しさに溢れ、ネッビオーロワインにはフレッシュな果実味と軽やかさがバランス良く表現されています。
彼女のインドへの深い憧憬はワイン造りやラベルデザインにも投影され一つ一つのワインには彼女の美しい言葉が添えられ、L'erm(エルム)の世界に引き込んでくれます。
「ボルゴマジーノは、ローマの西に位置し、北緯45度21分30秒、東経4度29分に位置し、ドーラバルテア川の右岸の美しい丘の上にある。領域は 1,297.11.56 ヘクタール、ほとんどが堆積土壌で鮮新世(せんしんせい)地域に広がっている 。
その半分はドーラ・バルテア川とナヴィリオ運河の間の平野にあり、ほとんどが灌漑可能、残りの半分は丘の上にある。平野は肥沃だが、東から西への丘はボルゴマジーノの真の宝であり、そこには多くの優れたワインがあり常に地域経済の重要な資源となってきた。」
-歴史家アントニーノ・ベルトロッティ、1869年
ピエモンテ州出身でインドのルーツを持つ生産者のジョティ・アイミノはイタリアの名門大学、ポレンツォ食科学大学を卒業。カリューソ、カナヴェーゼ、ケレーマのDOCG保護および価値向上のためのコンソーシアムでのインターンシップを経て、現在は、ソムリエとして活躍しています。
L'erm(エルム)は、まだあまり知られていないこの土地のエルバルーチェのブドウ品種やワイン造りの伝統と、1996 年に両手を広げてジョティを迎え入れてくれたボルゴマジーノ地域の土地を一緒に広めていきたいという使命を持ち合わせた新進気鋭の期待のワイナリーです。
カルマはあなたにすべてをもたらします。
なぜなら満足は待つことを受け入れることを意味するからです。
人生で最も美しいものは、時間、勇気、愛、そして情熱が必要です。
それは、 深く探求しながら広い視野で見る事や自身の内面を見る方法を知らなければなりません。
そうすることで、光が現れすべてを驚きと直感で満たすことができるでしょう。
人生で最も美しいものは、欲望、愛撫、昇華から成り立っています。したがって、私たちは新しいものを受け入れ、感謝し、感じる方法を知らなければなりません。
結局のところ、これは上質なワインを味わうことと同じであり、ゆっくりと香りを嗅ぎ、その本質を感じ、その精巧さを味わうことでもあります。
それはまた、りんごの木の下で目を閉じ、今から来る未来を想像することのようでもあります。
そして、それはあなたのおじいちゃんのお気に入りのジャムのように、私たちがいつも最高に大切にしているものです。
私たちの広い視野と大きな心が、あなたに全く新しい上質なワインをもたらします。
そして、私たちの魂はいつもすでにすべてを知っているのです。
L'erm(エルム)は、自分の土地への愛と大学での学びを通じて育まれたワインへの情熱の結びつきから生まれました。
この愛は、私の両親や祖父母から受け継がれたものです。ジョティ・アイミノ