サルデーニャ島、東側に位置するドルガーリ村。ここは、雄大なスプラモンテ山とオロゼイ湾の間に抱かれた、広大な丘と高原、段々状の斜面が広がる美しい大自然に囲まれた、とても魅力な場所です。考古学的、地理的、気象的な環境も合わせ持ち、最高品質の個性豊かなカンノナウワインが造られるこの土地は、サルデーニャの中でもいつも羨望を眼差しが送られる島の中でも特に恵まれたエリアでもあります。
カンノナウはサルデーニャの島全土で栽培されているブドウ品種で、カンノナウワインは島で最も飲まれている赤ワインです。ここドルガーリでの主役もやはりカンノナウ。ここでは、カンノナウ・クラシコと呼ばれる特別なブドウ栽培の区画があり、この土地では最高品質のブドウが収穫されます。そのブドウからはドルガーリの伝統や歴史を受け継いだ、素晴らしいカンノナウワインが生まれます。
サルデーニャ島各地では、ワインやチーズ、肉製品などの伝統的産物が昔から協同組合によって製造されてきましたが、ここドルガーリでも村のブドウ農家のグループによって1953年にカンティーナ・ソーチャーレ・ディ・ドルガーリが村のワイン協同組合として設立されました。約70年もの歴史ある協同組合は長い歳月をかけて成長を続け、今ではサルデーニャのワイン業界の中でも大きな役割を果たしています。
ワイナリーでは自然環境にも配慮しながら最高のブドウ栽培が出来るようにと、苗木ごとの収穫を極力減らし、熟練したスタッフの手によって、栽培から収穫まで丁寧な計画が立てられ、様々な手法も取り入られられています。 収穫は今でも厳しく全て手摘みで行うなどと、昔ながらの伝統とシンプルな技術を大切にしながら、ブドウの特性を最大限に引き出せるようなワイン造りを心がけています。その一方で醸造の専門家をイタリア各地から招き、最新技術と知識を常に学び続けるなど、ワイン作りへの探求と努力を常に惜しまず、丁寧に育てた最高品質のブドウの素材を生かした、香りと味わいの深い最高のワインを作り続けています。
今回は、数あるカンティーナ・ドルガーリワインの中でも、Taru Lab 自らも長い間ファンである、カンティーナのトップ2のワイン、「オルトス」(カンノナウ、シラーのブレンド)「D53」(カンノナウ・クラシコ)の2種を厳選して、日本でご紹介いたします。カンティーナ・ドルガーリの最高品質のカンノナウとシラーのブドウに伝統的な技術とモダンなセンスが融合し、ごく少量だけ生産される希少なワイン。サルデーニャの中でも最高峰の洗練された気品溢れるこの味わいを、どうぞお楽しみください!
私たちは情熱の種を植え、育て、ブドウの果実として収穫します。
キャンティーナ・ソーチャーレ・ディ・ドルガーリ